週刊ワイン

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飲んだワインの備忘録。

Cuvee Rika Pinot Noir 2020

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今回はこちらのワイン。
南アフリカピノ・ノワールです。

作り手はLongridge。
Longridge - World Class Biodynamic Estate | Wine Estate

ワイナリーがあるのはステレンボッシュの南側で、Helderbergの山の斜面。比較的海に近いところにあります。
ブドウ栽培にはビオディナミを取り入れており、殺虫剤や除草剤などは使用せず、自然なワイン作りをめざしています。

Longridgeのワインには3つのラインナップがあり、今回のCuvee Rikaは、Jasper Raatsのブランドでリリースされています。
Jasper Raats Single Vineyard | Longridge

Jasper Raatsは、2011年からLongridgeのコンサルティングを行っている、同社のワインメーカーを務める人物です。
基本的にはステレンボッシュのブドウを使いますが、今回のCuvee Rika Pinot Noirで使うのは、ステレンボッシュではなくエルギンのブドウです。

エルギンは、ステレンボッシュより南にある産地。周囲を山に囲まれた台地で、標高は最高で400mくらいと高く、南アフリカでも最も冷涼なエリアです。
栽培品種はこの冷涼な気候を生かした品種が多く、シャルドネリースリングソーヴィニヨン・ブランピノ・ノワール、シラーズなどとなっています。

Cuvee Rika Pinot Noirで使われるブドウは、エルギンの単一畑から調達されています。 酵素、保存料、安定剤を使用せず、オープンタンクで自然発酵させた後、フレンチオーク(新樽10%、古樽90%)で14か月から15か月間熟成。

Cuvee Rika Pinot Noir 2020

色はやや濃いルビー。アルコール14.0%。
香りは、ラズべリー、バニラ、シナモン、湿った土。 しっとりとしたアタック。落ち着いた酸味に凝縮感のある果実味。タンニンは滑らかです。
これはお値段以上の味わいで、美味しいです。

基本情報

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