週刊ワイン

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飲んだワインの備忘録。

Domaine Bessa Valley Enira 2017

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今回はこちらのブルガリアのワイン。
ブルガリアワインは6,000年以上の歴史があります。

作り手はDomaine Bessa Valley。
Enira wine

ハプスブルク家の末裔Stephan von Neipperg(ステファン・フォン・ナイペルグ)伯爵が手掛けるワイナリー。
ナイペルグ伯爵は、ボルドーにおいて、Chateau Canon La Gaffeliere(シャトー・カノン・ラ・ガフリエール)やLa Mondotte(ラ・モンドット)といったサン・テミリオンのプルミエ・グラン・クリュ・クラッセBの格付けシャトーを含む6つのシャトーを所有しています。

ワイナリーがあるのは、ブルガリア第二の都市プロヴディフの西側です。
北側を丘、南側をロドピ山脈に囲まれており、土壌は粘土石灰岩のところです。
ブルガリアのワイン産地としては、トラキア・ヴァレーのエリアに含まれます。

ブルガリアには2,000以上の土着品種がありますが、国際品種の栽培も盛ん。
Domaine Bessa Valleyでも、ボルドー系などの国際品種を栽培しており、今回のワインEniraはメルロー48%、シラー31%、プティ・ヴェルド15%、カベルネ・ソーヴィニヨン6%2017ヴィンテージ)という複数品種のブレンドで作られます。
メルロー主体のボルドーブレンドと思いきや、シラーが多めにブレンドされているのが特徴でしょうか。
熟成はフレンチオーク樽で一年で、樽の内訳は.1年落ち10%、2年落ち70%、3年落ち20%。

Domaine Bessa Valley Enira 2017

しっかり濃いガーネットで、フチはほんのりレンガ。アルコール14.5%。
カシスにチョコレート。ピーマンのような青さも。
ドライで滑らかな口当たり。後味にやや酸味があります。
アルコールのボリューム感はしっかり感じますが、味わい自体はそこまで重たくなく、フレッシュさもあります。美味しい。

基本情報

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