週刊ワイン

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飲んだワインの備忘録。

Santos Da Casa Douro Red 2015

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今回はこちら。
ポルトガルワインです。

作り手はSantos e Seixo。
Santos & Seixo

2010年に、Alzira dos Santos(アルジラ・ドス・サントス )と Pedro Seixo(ペドロ・セイショー)が創業しました。

当初はアレンテージョとドウロでワイン作りをしていましたが、現在ではテージョやヴィーニョ・ヴェルデなど、ポルトガル各地でワインを作っているようです。
その中でも、公式サイトではドウロとテージョが紹介されています。

今回のワイン産地であるドウロについて。 ドウロは、ポルトガル北部にあり、ドウロ川に沿ってスペイン国境から西に広がる地域。ポートワインの産地として知られます。
区域内は西側からBaixo Corgo(バイショ・コルゴ)、Cima Corgo(シマ・コルゴ)、Douro Superiore(ドウロ・スペリオーレ)と区分され、中でもシマ・コルゴは高品質なワインが作られるエリアです。

ポルトガルで栽培されるブドウは250種類以上といわれる固有品種が中心で、国際品種の栽培は少なくなっています。
また、複数の品種をブレンドすることも多いことも特徴です。
今回のワインもこれらに漏れず、固有品種のブレンドワインです。

使われているのは、トウリガ・フランカ、トウリガ・ナシオナル、ソウサンの3種類。
トウリガ・フランカは、ポルトガルの黒ブドウ栽培面積第2位の品種です。
ポートワインにも使われるブドウであり、ドウロの栽培面積が全体の5分の1ほどを占めます。

トウリガ・ナシオナルは、栽培面積第3位の黒ブドウ。
こちらもポートワインにも使われる品種ですが、果皮が厚く色素・タンニンが豊富で、お高めのワインに使われることも多めなポルトガルの代表品種。
原産地はドウロかダンか争いがあるようですが、いずれにせよポルトガル北部です。

ソウサン(Sousão)もポートワインにも使われる黒ブドウ。
ドウロの北西にあるミーニョでは、ヴィニャン(Vinhão)と呼ばれます。

今回のワインは、ドウロの各エリアで収穫したこれらのブドウを使用。
フレンチオークの新樽で9か月熟成。

Santos Da Casa Douro Red 2015

ではテイスティングです。
紫がかったガーネット、アルコール13.5%。
ブラックベリー、プラム、バニラ、スモーキーなニュアンスも。
果実味もありますが、酸味が強め。タンニンは比較的穏やかです。
しっかり濃いワインかと思っていましたが、思ったよりも軽やかな印象。

基本情報

  • 生産者 Santos e Seixo
  • 産地 ポルトガル
  • 品種 トウリガ・フランカ40%、トウリガ・ナショナル40%、ソウサン20%
  • インポーター 飯田
  • 購入先 トスカニ
  • 購入価格 1,518円
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