週刊ワイン

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飲んだワインの備忘録。

Bouchard Finlayson Blanc de Mer 2019

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今回は南アフリカワインをいただきます。

作り手はBouchard Finlayson。
Bouchard Finlayson, Boutique Winery, Cape Town

ブルゴーニュの生産者ブシャール・エイネ・エ・フィスのPaul Bouchard氏と、ステレンボッシュ大学でワイン醸造学を学び、南アフリカピノ・ノワールを導入した「ピノ・パイオニア」として知られるPeter Finlayson氏が立ち上げたワイナリー。設立は1989年のこと。

ワイナリーがあるのは、ウォーカーベイのHemel-en-Aarde(ヘメル・アン・アルド)。 ウォーカーベイは、広域ではケープ・サウス・コーストに属し、その中でもその名のとおり海沿いにあります。そのため、海流と海風の影響を受ける冷涼な気候です。
中でもHemel-en-Aardeは、ホエールウォッチングで知られるHermanus(ヘルマナス)の北に広がるエリアで、ウォーカーベイのワイン生産の中心です。
Hemel-en-Aarde内はさらに3つに細分化されます。海に近い方から、Hemel-en-Aarde Valley、Upper Hemel-en-Aarde Valley、Hemel-en-Aarde Ridgeで、海から離れるほど標高が高くなります。

Bouchard Finlaysonはというと、Hemel-en-Aarde Valleyにあります。
125haの土地を所有していますが、ブドウ栽培に充てられるのは25ha。 残りはフィンボスと呼ばれる灌木地帯で、ケープ植物区保護地域群に含まれます。

今回のワインBlanc de Merは、複数品種をブレンドして作られる白ワイン。
リースリングを主体に、エルギンで収穫するヴィオニエなどをブレンド
2019年ヴィンテージはリースリング69%、ヴィオニエ20%、シャルドネ9%、ソーヴィニョン・ブラン2%とのこと。

Bouchard Finlayson Blanc de Mer 2019

薄めの麦わら色。アルコール13%。
あんず、カリンの香り。ペトロール香もあります。
まずまず酸味もあって、サラッとめの果実味。ミネラル感も感じます。

基本情報

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