新年初回は恒例?の福袋回です。
今年もワインセラーウメムラの福袋を購入しました。
ワイン福袋(か) 紅白8本+1本です。
せっかくなので、ワインの希望を出しての注文です。
中身はこちら。本数が多いので分けて紹介です。
9本合計31,240円相当で、およそ1.4倍の値段のワインでした。
新年初回は恒例?の福袋回です。
今年もワインセラーウメムラの福袋を購入しました。
ワイン福袋(か) 紅白8本+1本です。
せっかくなので、ワインの希望を出しての注文です。
中身はこちら。本数が多いので分けて紹介です。
9本合計31,240円相当で、およそ1.4倍の値段のワインでした。
今回はこちらのワインです。
作り手はRonco Blanchis。
Ronco Blanchis – Bianchi vini del Collio
Giancarlo Palla氏と息子のAlberto氏、Lorenzo氏が運営するワイナリーで、スロヴェニアの国境に近いMossaというコムーネにあります。
MossaはDOC Collioのエリアにあり、畑はワイナリーの名前にもあるブランキスの丘に位置しています。
この畑は、昔はオーストリア帝国やスペイン王国が所有してきた土地です。
DOC Collioというは、スロヴェニア国境沿いに、三日月の形に広がる生産地域です。
スロヴェニア国境に沿って、東はGorizia(ゴリツィア)から西はCormons(コルモンス)まで広がる生産地域で、全体は三日月型をしています。その中でMossaがあるのはだいたい真ん中くらい。
また、Mossaの南側には飛び地の生産地域もあります。
Ponca(ポンカ)と呼ばれる泥灰土と砂岩の柔らかい土壌をしています。
生産の80%以上が白ワインで、12種類の白ブドウ品種が使用可能です。Friulano (フリウラーノ)やRibolla Giala(リボッラ・ジャッラ)といった土着品種も多く作られていますが、生産量トップはピノ・グリージョとなっています。(2番目はソーヴィニョン・ブラン)
赤ワインに使用できるのは5種類のブドウ(メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、カルメネール、ピノ・ネロ)で、こちらには土着品種はありません。
色はレモンイエロー、ややオレンジがかって見えるます。アルコール13.5%。
黄桃、パイナップル、バニラ、キャラメル、ハチミツ。樽感やスモーキーさも感じます。
果実味しっかりで、酸味は少なめ。後味には苦みを伴います。
今回はこちらのワインです。
作り手はNatalino del Prete。
三代にわたりブドウ栽培をしていたDel Prete家のNatalino氏は、大学で教職にありましたが、1994年にその道を離れ、ワインづくりに専念し始めました。
プーリア州のアドリア海沿岸の町ブリンディジから南の、内陸にあるSan Donaci(サン・ドーナチ)という人口6,500人ほどの小さなコムーネにあります。
畑は全体で11haあり、そのうち7haがブドウ栽培にあてられます。残る4haはオリーブ畑です。
栽培品種は、プリミティーヴォとネグロアマーロが中心で、マルヴァジア・ネーラとアレアティコを少量作っています。
ブドウ栽培には肥料は使用せず、耕作も抑え、低収量ですが、庶民に親しみやく気取らないワインづくりをしています。
今回のワインTorre Novaは、Natalino del Preteの畑で最も樹齢の若いブドウ畑の区画のネグロアマーロとマルヴァジア・ネーラを使用します。
収穫後、セメントタンで皮ごと醗酵、ステンレスタンクにて6か月から7か月間醗酵と熟成を行い、無濾過・無清澄で、二酸化硫黄を添加せずボトリング。
少しくすんだルビー、オレンジを帯びた色調。アルコール13%。
プラム、腐葉土、杉、革、甘草、シナモン。抜栓後はけっこうビオ臭がします。
梅っぽい甘酸っぱさ。タンニンは滑らか。出汁っぽいうま味。
濃い味わいと思っていたので、いい意味で裏切られました。
作り手はChâteau de la Bonnelière。
Chinon rive gauche - M Plouzeau | Organic wines AOC Chinon
1846年にPlouzeau家がChâteau de la Bonnelièreの所有者となり、1989年にワイナリーを設立します。
4代目で現当主でもあるMarc Plouzeau氏が有機栽培を実践し、2002年にはエコセール認証を取得しています。
ブドウ畑はシノン(Chinon)の南、ロワール川の支流ビエンヌ川の左岸にあるようで、ウェブサイトで地図が載せられています。
栽培品種はカベルネ・フラン、シュナン・ブラン、ソーヴィニョン・ブランなどがあります。
このうちソーヴィニョン・ブランは粘土石灰岩の区画で作られているとのこと。
テクニカルシートによると、マロラクティック発酵は行っていません。
緑がかった淡いイエロー。アルコール14%未満。
ライム、柑橘、ハーブ。
甘さはほとんどなく、シャープな酸。ミネラル感もあります。
今回はこちらのワイン。
作り手はViña Koyle。 Viña Koyle – Viñedos Orgánicos pioneros de Los Lingues, Alto Colchagua
1885年以来、6世代にわたりワイン作りをし、Viña Undurragaも運営するUndurraga家。
同家が2006年にアンデス山脈の麓にあるLos Linguesに畑を購入し、ワイナリーが設立されたのがViña Koyleです。
ワイナリー名のKoyleは、Los Lingues土着の花の名前から来ているそう。
ワイナリーの場所はこちら。
畑は大きく4つあります。
Los Lingues Estate、Bertolli Estate、Paredones Vineyards、Itata Vineyardsです。
このうち、Los Lingues EstateとBertolli Estateは近いで、アンデス山脈の麓にあります。
Los Linguesの畑はここ。
Paredones Vineyardsは、そこから西に行った太平洋から近いところ。
Itata Vineyardsは、Los Linguesから南に360km 離れた海岸に近いところにあり、名前のとおりイタタ・ヴァレーのエリアと思われます。
このうち、Los Lingues Estateは山の麓で三段のテラスになっており、最も低い一段目は粘土が20%と小石、二段目は粘土が10%から15%とサッカー ボールサイズの石、最上段の三段目は 粘土が5%から10%と少なく、玄武岩の岩盤にあります。
今回のCuvée Los Lingues Carmenereは一段目と二段目のブドウが使われているとのこと。 セパージュは、カルメネール85%、テンプラニーリョ9%、プティヴェルド6%で、熟成はフレンチオーク樽で14か月。
濃いルビー。アルコール14%。インポーターシールでは13.5%。
ブラックベリー、杉、甘草、コーヒー。はじめのうちはピーマンも。
ドライなアタック。適度な酸味があり、タンニンは滑らか。
今回はこちらのワイン。
久しぶりのコノスルから、メルローです。
コノスルは言わずと知れたチリワインのブランドです。
中でも「ビシクレタ」というシリーズは700円から800円程度で買える一番お求めやすいラインながら、高品質かつブドウ品種のラインナップも豊富です。
ウェブサイトはこちら。日本語のページです。
これでにもオーガニックやビシクレタで登場していますが、今回はレゼルバシリーズ。
ヴァレー・コレクションというとおり、各産地(ヴァレー)に最適な品種を選択し、品種や産地の個性を表現したシリーズです。
今回のメルローはD.Oコルチャグア・ヴァレー。
比較的新しい生産地域ですが、プレミアムワインも作られるなど評判の高い地域です。
気候は温暖で、夜は涼しくなります。
栽培品種としては、黒ぶどうではカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カルメネールがよく作られています。
コノスルのレゼルバは、メルローだけでなく他品種15%とのブレンド。
インポーターのサイトには15%部分の情報はありませんでしたが、他サイトではカべルネ・ソーヴィニヨン、マルベック、シラー、カリニャンとの記載されているところもありした。
熟成は、樽とステンレスタンクそれぞれ50%ずつで12か月。
黒っぽいルビー、アルコール13%。
すもも、ブラックベリー、チョコレート。青いピーマンっぽさも。
酸味強めにタンニンは固め。これが抜栓二日目になるとかなり変化します。香りの青さは消え、酸とタンニンがこなれた滑らかな味わいに。時間をおいた方が良さそうです。
今回はこちらの白ワイン。
作り手はDei Padri。
公式サイトはありますが、内容はかなり薄いです。
Deipadri Aziende Agricole
1949年に、Camillo氏、Gaetano氏とGiuseppe氏が購入した家族経営のワイナリーです。
現在は息子たちが引き継いでいます。
ワイナリーがあるのはカラブリア州。
イタリア半島のつま先にあり、海を挟んでシチリア島があります。
東はイオニア海、西はティレニア海に挟まれているため、沿岸部では地中海性気候です。
一方、内陸部は、お隣のバジリカータ州との境にある山塊をはじめとする山岳地帯等では大陸性気候です。
全体としては平野が少なく、山がちな地形となっています。
所在地としては州境寄りのようです。
ブドウ品種としてはガリオッポなどがよく作られていますが、今回のワインはMantonico(マントニコ)という、これもカラブリア州の土着品種から作られます。 Montonico Biancoという名前がよく似た品種もありますが、別の品種だそうです。
わずかに緑濃いめのイエロー、12.5%。
八朔、白桃、レモングラス。
舌先に軽いチリチリ感。しっかりとした果実味に酸味。塩味も感じます。さらっとした味わいです。