週刊ワイン

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飲んだワインの備忘録。

A Chateau d'Arche Bordeaux Blanc 2020

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今回はこちらのボルドーブランをいただきます。

作り手はChâteau d'Arche
homepage - Chateau d'Arche

ダルシュ家は13世紀から続く貴族で、その8代目のEtienne d‘Arche氏がボルドーに定住し、ワイナリーを購入したことからワイン事業が始まりました。
1733年に、彼の曾孫のFrançois d‘Arche氏が畑を引き継ぎ、自身の名前からワイナリー名を付けます。
フランス革命で国有財産となったのち、Lafaurie氏と会社が所有者となり、1855年にソーテルヌの格付けで2級に選出。その後、オーナーは何度か変わっています。

ワイナリーはソーテルヌにあり、シャトー・ディケムやシャトー・ギローはご近所にあります。
2002年にソーテルヌ観光の先駆けとしてホテルを開設したほか、2019年には2,500平米というセラーも建設しています。

ブドウ畑はワイナリー周辺の30haを含め、AOCソーテルヌとAOCボルドーに計70haあり、シャトー・ディケムの畑とは道を挟んだ隣にある畑も。
栽培品種は90%がセミヨンで、10%がソーヴィニョン・ブランとミュスカデルとのこと。

ソーテルヌの生産者ですが、今回頂くのは辛口の白ワインです。
セパージュはセミヨン85%とソーヴィニョン・ブラン15%。
熟成は50%がタンク、50%が樽、そのうち20%は新樽、30%はソーテルヌワイン用の樽を使用とのこと。

A Chateau d'Arche Bordeaux Blanc 2020

やや薄めの黄金色、アルコール12.5%。
青リンゴ、洋梨、ライム、パッションフルーツ、はちみつ。
酸味のはっきりとしたアタック。口の中では少しまろやかさが出て、後味にはほろ苦さがあります。

基本情報

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