今回はこちらのワイン。
イタリアワイン通信講座第12回の一本です。
作り手はCalitro。
Vigneti Calitro - Vigneti Calitro
創業は2014年と新しいワイナリーで、ブドウ栽培専門の農家だったLonoce(ノロチェ)家が立ち上げました。
社名はオーナーであるLonoce家の代々のニックネームに由来しています。 彼らはアルバニアに起源を持ち、ギリシャ・トルコの影響を受けています。 Kaliterはギリシャ語で美しいもの、トルコ語で強い気質を持つ人という意味があり、そこから来ているようです。
現在のオーナーは、4代目Francesco(フランチェスコ)氏が務めます。 彼は、祖父であるCiccilo(チッシーロ)氏から15haほどの畑を受け継いた後、80haまで拡大しています。
畑を広げたことで、状態のいいブドウだけを使用したワイン醸造が可能になりました。残りのブドウは他のワイナリーに売却しています。
ワイナリーはSava(サヴァ)にあります。
畑は、Savaのほか、Manduria(マンドゥーリア)、Lizzano(リッツァーノ)、San Marzano(サン・マルツァーノ)に広がっています。
栽培しているのは、主要品種としてプリミティーヴォ、ネグロアマーで、ほかにススマニエッロとヴェルデカもあります。プリミティーヴォからはスパークリングも作っているようです。
今回のワインはPrimitivo di Manduria DOC。
樹齢約30年のブドウを樹上でアパッシメントします。
ステンレスタンクで6ヶ月間熟成。その後、60%はアメリカン・オークのバリック、40%はフ レンチ・オークのバリックで、それぞれ3~4ヶ月熟成を行い、アッサンブラージュして仕上げます。
明るいガーネット。アルコール14%。
カシス、ダークチェリー、甘草
しっかりとした果実味に細かなタンニン。一番良く感じたのはボジョレーグラスでした。
お値段の分、お手頃プリミティーヴォより上品な印象で美味しいです。でも5,000円超えと思うとうーんとなります。
基本情報
- 生産者 Calitro
- 産地 イタリア
- 品種 プリミティーヴォ
- インポーター ヴィーノハヤシ
- 購入先 ヴィーノハヤシ
- 購入価格 2本で10,780円 (単品5,280円)