今回はこちらのワイン。 デパートの催事で見つけたヴァルポリチェッラ・リパッソです。
作り手はCorte San Benedetto。
Amarone Wine Valpolicella - Corte San Benedetto - Valpolicella Ripasso
2006年に誕生した家族経営のワイナリーです。
畑は、4つのクラッシコのエリアを含む18haを所有しています。
栽培しているのは、コルヴィーノ、コルヴィノーネ、ロンディネッラ、モリナーラといった、ヴァルポリチェッラらしい品種が並びます。
ちなみに、コルヴィーノとコルヴィノーネは名前が似ていて、関係あるのかと思っていましたが、両者は遺伝子的に別の品種だそうです。
今回のワインで使用するブドウは、Negrar(ネグラール)村で収穫されたもの。
スラヴォニア産オーク樽で3年熟成、その後リリース前に瓶で6か月かけます。
リパッソは、アマローネで使ったブドウの絞りかすを通常のワインに加えて、さらに発酵させるという製法。
アマローネはブドウを干しブドウにして使用するので、糖分が凝縮され、絞りかすにも糖分が残ります。それを再利用で使い切ろうということです。何ともエコ。
やっていることは単純ながら、通常のヴァルポリチェッラよりもずっと味わい深くなる(と思う)ので、飲んだときの満足度はかなり差が出る印象です。
ではテイスティングです。
色は深いルビー。アルコール15%。
香りは、カシス、プラム、革、リコリス。
ボリューム感あるアタックで、タンニンは滑らか。アルコールは高いですが、飲み疲れることなく、気付けば飲み進んでいます。
基本情報
- 生産者 Corte San Benedetto
- 産地 イタリア
- 品種 コルヴィーナ65%、コルヴィノーネ20%、ロンディネッラ15%
- インポーター サッソリーノ
- 購入先 百貨店の催事
- 購入価格 4,200円