今回はこちら、フランスはジュラのワインです。
フランス旅行の際に、パリのLaviniaで購入したもの。
調べたところ、Laviniaは2020年に閉店したようです。残念。
作り手はDomaine de la Tournelle。
Welcome to the Domaine de la Tournelle - Domaine de la Tournelle
1991年に、Pascal Clairet氏とEvelyne Clairet氏が受け継いだワイナリーです。
残念ながら、Pascal氏は2021年に亡くなられたとのこと。
ワイナリーがあるのは、ジュラ地方の中心とも言えるアルボワです。
アルボワというと、ワイン作りにも馴染みが深いルイ・パストゥールが幼少期から過ごした町としてたぶん有名です。
ブドウ栽培には化学薬品を使用せず、ビオディナミの調合剤を用います。
また、亜硫酸塩も不使用で、瓶詰時も無濾過。2010年にはAB認証を取得しています。
畑は8ha所有しており、サヴァニャン、プールサール、トゥルソー、シャルドネを栽培しています。
ジュラの黒ブドウではプールサールが生産量の多くを占めます。
今回のワインに使われるトゥルソーも、ジュラ地方が原産で、この地方にとって重要な品種なのですが、栽培条件などの都合で生産量は少なくなっています。
ではテイスティングです。
色はくすんだルビーで、オレンジがかっています。アルコール12.5%。
香りは、ラズベリー、すもも、革、チーズ。
酸味の強いアタック。ピノ・ノワールっぽい印象に感じたので、ボルドーグラスよりブルゴーニュグラスの方が良さそうと思い、注ぎ直してみることに。
すると、タンニンを程よく感じ、酸味とのバランスが出てきました。
派手さは無いですが、出汁っぽい旨さもあり、じんわりと美味しいワインです。
基本情報
- 生産者 Domaine de la Tournelle
- 産地 フランス
- 品種 トゥルソー
- インポーター 自分で持ち込み
- 購入先 Lavinia
- 購入価格 忘れました