週刊ワイン

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飲んだワインの備忘録。

Best's Wines Great Western Cabernet Sauvignon 2020

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今回はこちらのワイン。   オーストラリアのカベルネ・ソーヴィニヨンです。

作り手はBest's Wines。
Home - Bests Wines | Grampians Winery | Great Western

1866年に、Henry Best(ヘンリー・ベスト)氏がグレート・ウエスタンのConcongella(コンコンジェラ)という名前の30haの土地を購入し、設立されました。
1868年に最初のブドウを植樹しており、現在もフィロキセラ前の木として残っています。
その翌年にはワイナリーとしての稼働も始めています。

同氏が亡くなったのち、1920年にThomson(トムソン)ファミリーがワイナリーを購入。
以来、トムソン家の家族経営となっています。

ワイナリーがあるのはヴィクトリア州のグレート・ウエスタン。

場所は州都のメルボルンから西に200kmほどで、ワイン産地としてはGI Grampiansのサブリージョンです。
南にある海の影響を受けるため、気候は比較的冷涼です。そのため、栽培品種はシラーズのほか、リースリングピノ・ノワールなどの冷涼な気候に適した品種も多くあります。

ワイナリーでは3つのブドウ園を所有しています。
ひとつが最初に購入したConcongella Vineyardで、苗床には未確認の品種を含む39種類のブドウがあります。シラーズ、リースリングピノ・ノワールなどが栽培されています。
もうひとつがSalvation Hills Vineyardで、1996年に取得しました。霜害のおそれが低い畑とのこと。シラーズやリースリングに、ピノ・ノワールカベルネ・フランを栽培。
最後がSugarloaf Creek Vineyardで、こちらは2019年に取得した新しい畑。400haあり、そのうち114haでブドウを栽培しています。栽培品種は主にシラーズで、少量のカベルネ・ソーヴィニョンとメルローがあります。

今回のワインはカベルネ・ソーヴィニヨン100%で作られます。
醸造方法などの詳細はわかりませんが、オーク樽は使用しているみたいです。

Best's Wines Great Western Cabernet Sauvignon 2020

ではテイスティングです。
色は明るいガーネット。アルコール14.0%。
ブラックベリーユーカリ、ピーマン。スモーキーな要素もあります。
シャープな酸味と収斂性のあるタンニン。ピリッとしたスパイシーさ、スッとした清涼感があります。
まだ若い感じです。抜栓はもう少し待ってもいいかもしれません。

基本情報

  • 生産者 Best's Wines
  • 産地 オーストラリア
  • 品種 カベルネ・ソーヴィニヨン
  • インポーター ヴァイアンドフェロウズ 
  • 購入先 葡萄畑ココス
  • 購入価格 2,640円
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