今回はこちらのワイン。 オーストラリアのカベルネ・ソーヴィニヨンです。
作り手はBest's Wines。
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1866年に、Henry Best(ヘンリー・ベスト)氏がグレート・ウエスタンのConcongella(コンコンジェラ)という名前の30haの土地を購入し、設立されました。
1868年に最初のブドウを植樹しており、現在もフィロキセラ前の木として残っています。
その翌年にはワイナリーとしての稼働も始めています。
同氏が亡くなったのち、1920年にThomson(トムソン)ファミリーがワイナリーを購入。
以来、トムソン家の家族経営となっています。
ワイナリーがあるのはヴィクトリア州のグレート・ウエスタン。
場所は州都のメルボルンから西に200kmほどで、ワイン産地としてはGI Grampiansのサブリージョンです。
南にある海の影響を受けるため、気候は比較的冷涼です。そのため、栽培品種はシラーズのほか、リースリングやピノ・ノワールなどの冷涼な気候に適した品種も多くあります。
ワイナリーでは3つのブドウ園を所有しています。
ひとつが最初に購入したConcongella Vineyardで、苗床には未確認の品種を含む39種類のブドウがあります。シラーズ、リースリング、ピノ・ノワールなどが栽培されています。
もうひとつがSalvation Hills Vineyardで、1996年に取得しました。霜害のおそれが低い畑とのこと。シラーズやリースリングに、ピノ・ノワール、カベルネ・フランを栽培。
最後がSugarloaf Creek Vineyardで、こちらは2019年に取得した新しい畑。400haあり、そのうち114haでブドウを栽培しています。栽培品種は主にシラーズで、少量のカベルネ・ソーヴィニョンとメルローがあります。
今回のワインはカベルネ・ソーヴィニヨン100%で作られます。
醸造方法などの詳細はわかりませんが、オーク樽は使用しているみたいです。
ではテイスティングです。
色は明るいガーネット。アルコール14.0%。
ブラックベリー、ユーカリ、ピーマン。スモーキーな要素もあります。
シャープな酸味と収斂性のあるタンニン。ピリッとしたスパイシーさ、スッとした清涼感があります。
まだ若い感じです。抜栓はもう少し待ってもいいかもしれません。
基本情報
- 生産者 Best's Wines
- 産地 オーストラリア
- 品種 カベルネ・ソーヴィニヨン
- インポーター ヴァイアンドフェロウズ
- 購入先 葡萄畑ココス
- 購入価格 2,640円