今回はこちらのワイン。
南アフリカのシュナンブランです。
作り手は、A.A.Badenhorst。
Badenhorst Family Wines | Adi Badenhorst makes wine the traditional way on Kalmoesfontein.
従兄弟同士のAndre BadenhorstとHein Badenhorstがオーナーを務めるワイナリーです。
Swartlandにある1930年代まで使われていた古いワイナリーを買い取り、2008年に設立されました。
Andre Badenhorstは、エルゼンバーグ大学で学んだ後、シャトー・アンジェリュスなどでワイン作りを経験した後、南アフリカのラステンバーグで9年間ワインメーカーを務めていました。
ワイナリーがあるスワートランドは西ケープ州最大のワイン生産地区で、Paardeberg（パールドバーグ）は、スワートランド内の地区のひとつです。
畑は60ha所有し、そのうち28haでブドウを栽培。
ブドウの樹は1950～60年代に植えられたもので、Bush Vinesという、株仕立てで栽培されます。
シュナン・ブラン、サンソー、グルナッシを主力にさまざまな品種があり、無灌漑、ビオロジックで育てています。
今回のワインSecateursは、Badenhorstのセカンドレンジのワイン。
ブドウは、Paardeberg地区の自社畑Kalmoesfontein（カーモスフォンテーン）と、契約生産者の畑のものを使用。
このワインはシュナン・ブラン主体で、わずかにセミヨンとグルナッシュ・ブランが入っているとのこと。
収穫は、全て手摘みで、一晩低温で寝かせた後、全房のままプレス。75%はコンクリートタンクで、25%は旧樽を使って発酵し、シュールリーでバトナージュしながら7か月間熟成します。
色はゴールドイエロー、アルコール12.5%。
白桃、八朔、はちみつ。ヨーグルトっぽさも。
酸がくっきりとしています。オレンジなど柑橘系の果実の厚みもあり。自然派ぽさは少ない印象です。
