週刊ワイン

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飲んだワインの備忘録。

Domaine Naturaliste Discovery Syrah 2020

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今回のワインはオーストラリアからです。

作り手はDomaine Naturaliste。
Balancing all the variables essential to producing great wine. – Domaine Naturaliste

Bruce Dukes氏は、西オーストラリア大学で農学を学び、カリフォルニア大学デービス校で修士号を取得。
カリフォルニアなどで20年以上のワイン造りの経験を経て、2012年に自身のワイナリーとしてDomaine Naturalisteを設立しました。

ワイナリーがあるのは西オーストラリア州のマーガレット・リバーのWIlyabrupというエリア。

マーガレット・リバーは、オーストラリアの南西から突き出た位置にあり、北と西をインド洋に、南を南極海に囲まれています。
1960年代にジョン・グラッドストーン博士の調査により、ワイン産地としての可能性を見出されました。

ワインづくりにおいては、白ワインではセミヨンやソーヴィニヨン・ブランブレンド、赤ワインではカベルネ・ソーヴィニヨンといったように、他のオーストラリアの産地に比べるとヨーロッパ風なスタイルが多く見られます。
また、オーストラリアでは珍しいシュナン・ブランも栽培されています。もちろんシラーズもあります。

マーガレット・リバー内には6つのサブリージョンがあり、そのひとつがDomaine Naturaliste があるWIlyabrupです。
この町はマーガレット・リバーから北に20kmほどのところにあります。インド洋から近く、温暖な地中海性気候に属します。

今回のワインDiscoveryシリーズは、こちらのワイナリーのエントリーラインです。
シラーズ(Shiraz)ではなくシラー(Shirah)なのは、エレガントな味わいを目指している証とのこと。
ブドウは完熟する前に収穫します。除梗したブドウを粒のまま20℃から22℃の低温で発酵することで、一部がマセラシオン・カルボニックされるそうです。
フレンチオークの樽を2種類(228ℓの小樽と500ℓの大樽)使用し、12か月熟成。

Domaine Naturaliste Discovery Syrah 2020

紫がかったガーネット。アルコール14%。
香りは、ブラックベリー、コショウ、バニラ。
酸味は強めで、フレッシュさがあります。豊富なタンニンですが、まだ若々しい感じ。

確かに、オーストラリアのシラーズ(シラー)としてはパワフルさ控えめな印象です。

基本情報

  • 生産者 Domaine Naturaliste
  • 産地 オーストラリア
  • 品種 シラー
  • インポーター GRN 
  • 購入先 葡萄畑ココス
  • 購入価格 2,640円
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