週刊ワイン

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飲んだワインの備忘録。

Cono Sur Bicicleta Reserva Cabernet Sauvignon 2020

去る10月、日本シリーズを観戦してきました。
コロナの流行もありましたので、およそ3年ぶりの神宮球場です。

入場の際に、缶ビールなどの移し替えができたのですが、しばらく行っていない間にそのサービスが無くなっていました。※神宮球場のウェブサイトによると、2020年に終了したようです。

さて、観戦のお供に選んだのは、コノスルのビクレタ・レゼルバシリーズからカベルネ・ソーヴィニョンです。 球場内にビンは持ち込みできないので、ペットボトルに移し替えての持ち込みです。

ビシクレタ・レゼルバは、コノスルの最廉価シリーズで、1本1,000円未満で入手できます。
このうち、カベルネ・ソーヴィニョンは、フレンチオーク樽30%、ステンレスタンク70%使用し、6か月熟成。

Cono Sur Bicicleta Reserva Cabernet Sauvignon 2020

コップもワインとあわせてスーパーで調達したため、普通のプラスチックコップで飲んでの感想です。

色は、ガーネットまではいかない、深いルビー。アルコールは13.5%。
カシス、ブラックベリー、ピーマン、メントール。全体的に青っぽい香りの印象。
バランスの取れた味わい。甘さ、渋さだけでなく酸味もあります。

プラカップで飲みましたが普通においしいです。700円台後半は明らかに安い。
屋外でワイワイ飲んで楽しい時間を演出してくれました。

基本情報

  • 生産者 Cono Sur
  • 産地 チリ
  • 品種 カべルネ・ソーヴィニョン87%、メルロー8%、カルメネール2%、シラー2%、マルベック1%
  • インポーター スマイル
  • 購入先 マルエツ
  • 購入価格 780円くらい

Charles de Cazanove Tête de Cuvée Champagne

今回はこちらのワイン。

作り手はCharles de Cazanove。
Champagne Charles De Cazanove

1811年、ガラス職人のCharles Gabriel de Cazanove(シャルル・ガブリエル・ド・カザノヴ)が、コート・デ・ブランのAvizé(アヴィズ)にて設立しました。
その後、彼の息子である息子のCharles Nicolas(シャルル・ニコラ)の時に大きく成長。
19世紀後半には、イギリスのエドワード7世に好まれたとされ、自身の専用ラベルを貼ったものを特別に輸入させたとも言われています。

1950年代以降はマルティーニ&ロッシ社、1983年からはモエ・ヘネシーの所有に。2004年には、現在のオーナーであるラプノー家によって購入され、GHマーテルグループの傘下に入っています。

畑は自己所有で200ha、契約畑で700haあり、シャンパーニュ地方の100地区からブドウが集まります。

Charles de Cazanove Tête de Cuvée Champagne

しっかりした黄金色で、きめ細かい泡立ち。アルコールは12%。
りんご、洋梨、トースト香、
酸味もありますが、甘さが強めに感じられます。香ばしい感じもあり。

基本情報

Domaine Les Grands Bois Côtes du Rhône Viognier 2014

今回はこちらのワイン。

作り手はDomaine Les Grands Bois。
Accueil - Domaine les Grands Bois

創業は1920年で、ベスナルドー・ファルジョン家が所有するワイナリー。
現在は4代目のMiraille(ミレイユ)氏とMarc(マルク)氏が管理しています、

黒ブドウではグルナッシュ、ムールヴェードル、シラー、白ブドウではヴィオニエ、マルサンヌ、ルーサンヌを栽培しています。
コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ以上のワインには家族の名前が付けられていますが、今回のコート・デュ・ローヌの格付けワインはそれが無く、単なるヴィオニエです。

Domaine Les Grands Bois Côtes du Rhône Viognier 2014

色は明るいゴールド。アルコール14%。
香りは洋梨アプリコットに、はちみつなような甘さも。
まろやかな酸味とほろ苦い味わい。クリームっぽさもありますが、熟成感はあまり感じられません。

基本情報

  • 生産者 Domaine Les Grands Bois
  • 産地 フランス
  • 品種 ヴィオニエ
  • インポーター ヴィノラム
  • 購入先 ワインセラーウメムラ
  • 購入価格 福袋9本22,000円(単品3,080円)

Château de Lussac 2006

今回のワインはこちら。

作り手はChâteau de Lussac。
Château de Lussac en AOC Lussac Saint-Emilion

設立は1876年ですが、2000年にGriet Laviale-Van Malderen(グリエ・ラヴィアレ・ヴァン・マルデレン)氏と夫のHervé(エルヴェ)氏が購入し、ブドウ畑の開発とワイナリーの改修が進められました。

所在地は生産者の名前にもなってるサン・テミリオン衛星地区のリュサックです。
畑の大部分は石灰岩で、ローマ時代にはすでにブドウが植えられていたとのこと。
ブドウ栽培には、キャノピーマネジメントやグリーンハーベストを採用しています。

セパージュはメルロー77%、カベルネ・フラン23%と、メルローが主体です。
3分の1は10℃で5日間の予備発酵のマセラシオン。温度調節したステンレスタンクでアルコール発酵し、後発酵は12日間のマセラシオン。20%は新樽で、残りはタンクでマロラクティック発酵を行います。
熟成は、フレンチオークの新樽50%、古樽50%で16ヶ月間。

Château de Lussac 2006

色は、やや褐色がかったガーネットで、フチはオレンジ。アルコール13.5%。
香りは、カシス、ブラックベリー、甘草、チョコレート、湿った土。香りのボリュームは大きいです。
抜栓直後は酸味が目立ちますが、時間が経つにつれ落ち着き、甘さも出てきます。まだまだ力強いタンニン。
複雑さあり、お値段以上の味わいでオススメです。

基本情報

Bernhard Koch Riesling Extra Brut 2019

今回はこちらのワイン。

作り手はBernhard Koch
Weingut Bernhard Koch, Hainfeld – Pfalz

ファルツのHainfeld(ハインフェルト)にある家族経営のワイナリーです。
コッホ家は1610年からワイン作りをしており、現在はベルンハルト氏と息子のアレクサンダー氏により経営されています。
2013年からは、兵庫県出身の坂田千枝さんが働かれており、セラーの仕事を任されています。

ベルンハルト氏が引き継いだとき5haだった畑は50ha近くまで拡大しており、それぞれの畑の土壌に適した品種を栽培。
主要品種は、リースリング、シュペートブルグンダー、シャルドネのほか、ヴァイスブルグンダー、グラウブルグンダーです。
生産量は全体で45万本。そのうち約6割が白ワインと、赤白の生産比率はファルツ全体のものと同じとなっています。

また、ワイン作りは、サステイナブルな農法など、持続可能なワイン作りを進めるドイツのFair'n'Greenという基準により行っているとのこと。

今回のエクストラ・ブリュットは瓶内二次発酵のゼクトで、基本的にドザージュを行わずに仕立てられます。
収穫は手摘みで、空気圧で圧搾。ステンレスタンクで14日間発酵させます。熟成もステンレスタンクで6ヶ月、その後、瓶詰めし、約18か月熟成させます。

Bernhard Koch Riesling Extra Brut  2019

色は薄いゴールド。きめ細かい泡が立ち、持続性もあります。アルコールは12.5%。
香りは、リンゴ、オレンジ、イースト香。
果実味とミネラル感。すっきりとした酸が心地よく感じられます。

基本情報

  • 生産者 Bernhard Koch
  • 産地 ドイツ
  • 品種 リースリング
  • インポーター 稲葉
  • 購入先 ワインセラーウメムラ
  • 購入価格 福袋9本22,000円(単品3,080円)

Drew Syrah 2017

今回はこちらのワイン。

作り手はDrew。
Jason Drew氏とMolly Drew氏が作ったワイナリーです。
2000年にジェイソン氏がサンタ・バーバラで醸造家をしていた時に立ち上げ、2003年に独立しました。
その後、2004年に、海から3.3マイルのメンドシーノ・リッジにある24エーカーの古いリンゴ園を購入。

メンドシーノ・リッジは、沿岸地帯にあり、標高1,200フィート以上の高地のみ指定されるAVAです。
現在は、メンドシーノ・リッジから内陸に入ったアンダーソン・ヴァレーにも畑を所有しています。

栽培しているのはピノ・ノワールシャルドネ
また、グルナッシュ、シラー、ムーヴェードルのブレンドも生産しています。 その他、アンダーソン・ヴァレーや、メンドシーノ・リッジのヴァレンティ・ランチなどの畑から、アルバリーニョとシラーも調達しています。

ワイン造りは伝統的な手法を採用しており、全房発酵、天然酵母による発酵、手作業のピジャージュ、無清澄・無濾過で生産されます。
その中から、今回はシラーをいただきます。

Drew Syrah 2017

色は濃いガーネットで、フチはややオレンジがかります。アルコール13%。
香りは黒コショウとシナモン、ブラックベリー
熟した果実味と軽い酸、タンニンはしっかり感じます。
かっちりとした味わいです。

基本情報

  • 生産者 Drew
  • 産地 アメリ
  • 品種 シラー95%、ヴィオニエ5%
  • インポーター ヴィノラム
  • 購入先 ワインセラーウメムラ
  • 購入価格 福袋6本22,000円(単品8,910円)

シラーはありませんでしたが、ピノ・ノワール

シャルドネがありました。

Bourgogne Blanc Terres de Pierres 2019

今回はこちらのワイン。

作り手はVerget。
同じ作り手のものは、以前にマコンヴィラージュをいただいています。
weekly-wine.hatenablog.com

こちらは普通のブルゴーニュ・ブランです。
マコン地区の石灰土壌の区画(ヴェルジッソン、ピエールクロ、ビュシエール)のブドウをアッサンブラージュして作られます。
60%は木樽(新樽は無し)で、残り40%はステンレスタンクで発酵。

Bourgogne Blanc Terre de Pierres 2019

色は明るいイエロー。アンコール14%。
青りんごと、クリームの香りも感じられます。
味わいはフレッシュな印象。後味に苦味がしっかり残ります。
もう一歩といったところ。

基本情報

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