今回はこちらのワイン。
フランスはラングドックの白ワインです。
作り手はDomaine d'Aupihac。
DOMAINE D'AUPILHAC
1989年に、オーナーのSylvain Fadat(シルヴァン・ファダ)氏が設立。
祖先からブドウ栽培はしていましたが、彼の代になってワイン生産をスタートしました。
ワイナリーがあるのはMontpeyroux(モンペイルー)で、モンペリエの北西40kmほどのところです。
ブドウ栽培には有機農法とビオディナミを取り入れており、Ecocert(エコセール)とDemeter(デメテール)の認証を取得しています。
ちなみにワインはすべてノンフィルターで瓶詰めされるとのこと。
畑は2箇所に所有しています。
ひとつは、Aupilhacと呼ばれる南向きの段々畑で、ワイナリーの名前もここから来ています。
Castellas(カステラ)という古城の裾野で、garrigue(ガリーグ・ガリッグ)という低木地帯にあります。
13.5haの面積のこちらの畑で栽培する品種は多様です。黒ブドウでは、ムールヴェードル 4.4ha、カリニャン 3.6ha、シラー 1.2ha、グルナッシュ 1.1ha、サンソー 0.6ha。白ブドウでは、カリニャン ブラン 0.9ha、クレレット 0.6ha、グルナッシュ・グリ 0.4ha、その他グルナッシュ・ブラン、ヴェルメンティーノ、ユニ・ブランが栽培されています。
もうひとつの畑はCocalièresと呼ばれる、標高350mの北西向きの土地。この畑は、シルヴァン氏自ら、岩盤をダイナマイトで壊して開墾したものです。
広さは10haで、栽培品種は、黒ブドウではグルナッシュ ・ノワール、シラー、ムールヴェードル、白ブドウでは、ルーサンヌ、マルサンヌ、ヴェルメンティーノ、クレレット、グルナッシュ ・ブランです。
今回のワインは、Cocalièresの名のとおり、後者の畑で収穫したブドウが使われます。
セパージュはルーサンヌ25 %、マルサンヌ 20%、ヴェルメンティーノ 30%、グルナッシュ・ブラン20%、クレレット 5%。
発酵と熟成は大樽で行います。
濃いめの黄金色。アルコールは12.5%。
桃、熟成が進んだオーク感。紹興酒っぽさもあります。
酸味は控えめで、まろやか。オイリーで、やや苦味もあります。
基本情報
- 生産者 Domaine d'Aupihac
- 産地 フランス
- 品種 ルーサンヌ25%、マルサンヌ20%、ヴェルメンティーノ30%、グルナッシュ・ブラン20%、クレレット5%
- インポーター ヴィノラム
- 購入先 ワインセラーウメムラ
- 購入価格 福袋9本22,000円(単品4,950円)