週刊ワイン

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飲んだワインの備忘録。

Basa 2021

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今回はこちらのワイン。

作り手はTelmo Rodriguez。
Telmo Rodríguez

Telmo Rodriguez氏本人は、リオハの歴史あるワイナリーRemelluri(レメリュリ)に生まれました。
ボルドー大学で醸造を学んだ後、コス・デストゥルネやジャン・ルイ・シャーヴでの経験を経て、実家に戻ります。が、父と考え方が合わず、1994年に独立し、Telmo Rodriguezを設立します。

独立した時期、スペインでは国際品種の栽培が拡大してきていました。
そんな中でTelmo Rodriguez氏は、地域の固有品種を活かすワイン作りに注力します。
ナバーラから始まった彼の取組は、その後、スペイン各地で成功を収めました。
ちなみに、2010年には実家のレメリュリにも復帰しています。

今回のワインは、ヴェルデホ主体で作る白ワイン。
ヴェルデホは、SavagninとCastellana blancaが交配してできた品種とされます。 主な産地は内陸のカスティーリャ・イ・レオン州のD.O.ルエダで、このワインもそれに当たります。
ルエダの周りにはトロやリベラ・デル・ドゥエロといった赤ワインで著名な産地もありますが、ルエダは標高が高いところにあり、テンプラニーリョが熟しにくいため、白ブドウが作られているとのこと。

このBasaというワインには、ベルデホのほか、ビウラが10%入っています。
発酵はステンレスタンクで低温発酵を行い、シュールリーで6ヶ月熟成。

Basa 2021

色は緑がかったライトイエロー。アルコール13%。
パイナップル、大きめの柑橘類。青草のようなニュアンスも。
しっかりとした果実味に、酸味と後味の軽い苦味。ミネラル感もあり。
全体的にソーヴィニヨン・ブランぽさを感じます。

基本情報

  • 生産者 Telmo Rodriguez
  • 産地 スペイン
  • 品種 ベルデホ90%、ビウラ10%
  • インポーター テラヴェール
  • 購入先 葡萄畑ココス
  • 購入価格 1,793円
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