週刊ワイン

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飲んだワインの備忘録。

Domaines Tatin Cuvee Vieilles Vignes Quincy 2020

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今回はこちらのワイン。

作り手はDomaines Tatin。
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1988年に、Jean Tatinと妻のChantal Wilkは、Jean氏の父から農地を継ぎます。
その後、1990年代初めに、Domaines Le TremblayとDomaines Les Ballandor名義でワインをリリースしています。
また、2002年度には、Jean氏の母方の家族が所有していた畑にピノ・ノワールを植樹。今では、ピノ・グリやソーヴィニヨン・ブランなども加わっています。
2010年からは、三女のMaroussia氏が参画し、彼女が中心となって運営されています。

2017年には持続可能なワイン作りの認証であるTerra Vitisを取得し、3分の1を有機栽培に充てています。

畑は、Quincyに25ha、Reuillyに10haを所有。
このうち、今回のワインはQuincyのワインです。

Quincy(カンシー)は、ロワール川の上流、サントル・ニヴェルネにあります。
面積は小さいものの、AOCの認定は1936年と、シャトーヌフ・デュ・パプに次いでフランスで二番目に古い、歴史あるAOCです。
AOCワインとして認められているのは白ワインのみというのも特徴。

Domaines TatinのQuincy Vieilles Vignesはウェブサイト上ではDomaine du Tremblay名義で掲載されているようです。
それによれば、砂、砂利、赤土、粘土質石灰岩などの土壌の4区画の、樹齢45年から65年の木から収穫したブドウを使用。
低圧の空気圧で圧搾し、発酵はステンレスタンクで。その後、シュール・リーで熟成。

Domaines Tatin Cuvee Vieilles Vignes Quincy 2020

色は輝きのある緑がかったレモンイエロー。アルコール13%。
白桃、レモングラス。はちみつのような甘い感じも。
スッキリとした酸味にミネラル感に、蜜っぽさも。凝縮した濃さがあります。

基本情報

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