今回はこちらのワイン。
イタリアワイン通信講座の第7回から、キャンティ・リゼルヴァです。
作り手はPietro Beconcini。
Beconcini – Azienda Agricola Pietro Beconcini
Leonardo Beconcini(レオナルド・ベコンチーニ)、Eva Beconcini(エヴァ・ベコンチーニ)夫妻が経営するワイナリーです。
元々は、1950年代初めに、レオナルドさんの祖父Giuseppe(ジュゼッペ)氏が農地を購入。二代目の父Pietro(ピエトロ)氏の時にワイン生産に集中し始めました。
レオナルドさんが引き継いだのは1990年代の初めのことです。
ワイナリーがあるのは、フィレンツェとピサの間くらいに位置するSan Miniato(サン・ミニアート)です。
畑は15haほど所有し、ブドウは有機栽培を取り入れています。
品種はサンジョベーゼやカナイオーロのほか、 テンプラニーリョを30%ほど栽培しているのが珍しいポイントです。
レオナルドさんがワイナリーを引き継いだ際に、栽培しているブドウの木を調べていたところ、接ぎ木でない木を発見。品種がわからないまま、この木に植え替えを進めました。後にテンプラニーリョと判明したそう。
なお、今回のワインはテンプラニーリョは関係ないキャンティのリゼルヴァです。
セパージュはサンジョヴェーゼ85%、 カナイオーロ15%。
熟成はスラヴォニアン・オークを使用し、18か月。その後瓶内で8か月。
ではテイスティングです。
色は暗いルビーでフチはややオレンジ。アルコール14.5%。
ブルーベリー、すもも、スミレ、シナモン。
タンニンがけっこうしっかりめで荒さがあり。それを酸が支えます。
味わいのバランスが一番良かったのはボルドーグラスでした。
二日目にはタンニンが丸くなって、いい感じに。
時間を空けたほうが良さげです。
基本情報
- 生産者 Pietro Beconcini
- 産地 イタリア
- 品種 サンジョベーゼ85%、カナイオーロ15%
- インポーター ヴィーノハヤシ
- 購入先 ヴィーノハヤシ
- 購入価格 2本で10,780円 (単品4,180円)