週刊ワイン

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飲んだワインの備忘録。

Pietro Beconcini Chianti Riserva 2017

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今回はこちらのワイン。
イタリアワイン通信講座の第7回から、キャンティリゼルヴァです。

作り手はPietro Beconcini。
Beconcini – Azienda Agricola Pietro Beconcini

Leonardo Beconcini(レオナルド・ベコンチーニ)、Eva Beconcini(エヴァ・ベコンチーニ)夫妻が経営するワイナリーです。
元々は、1950年代初めに、レオナルドさんの祖父Giuseppe(ジュゼッペ)氏が農地を購入。二代目の父Pietro(ピエトロ)氏の時にワイン生産に集中し始めました。
レオナルドさんが引き継いだのは1990年代の初めのことです。

ワイナリーがあるのは、フィレンツェとピサの間くらいに位置するSan Miniato(サン・ミニアート)です。
畑は15haほど所有し、ブドウは有機栽培を取り入れています。

品種はサンジョベーゼやカナイオーロのほか、 テンプラニーリョを30%ほど栽培しているのが珍しいポイントです。
レオナルドさんがワイナリーを引き継いだ際に、栽培しているブドウの木を調べていたところ、接ぎ木でない木を発見。品種がわからないまま、この木に植え替えを進めました。後にテンプラニーリョと判明したそう。

なお、今回のワインはテンプラニーリョは関係ないキャンティリゼルヴァです。
セパージュはサンジョヴェーゼ85%、 カナイオーロ15%。
熟成はスラヴォニアン・オークを使用し、18か月。その後瓶内で8か月。
Pietro Beconcini Chianti Riserva

ではテイスティングです。
色は暗いルビーでフチはややオレンジ。アルコール14.5%。
ブルーベリー、すもも、スミレ、シナモン。
タンニンがけっこうしっかりめで荒さがあり。それを酸が支えます。
味わいのバランスが一番良かったのはボルドーグラスでした。

二日目にはタンニンが丸くなって、いい感じに。
時間を空けたほうが良さげです。

基本情報

  • 生産者 Pietro Beconcini
  • 産地 イタリア
  • 品種 サンジョベーゼ85%、カナイオーロ15%
  • インポーター ヴィーノハヤシ
  • 購入先 ヴィーノハヤシ
  • 購入価格 2本で10,780円 (単品4,180円)
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