週刊ワイン

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飲んだワインの備忘録。

Bestheim Cremant D’Alsace Brut Coeur de Lune

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今回はこちらのワイン。
クレマンダルザスです。

作り手はBestheim。
Alsace Wine and Crémant - Bestheim

アルザスのBennwihr、Westhalten、Obernai、Sigolsheim、Kientzheim-Kaysersbergにある5つのワイナリーが合併してできた、ワイン生産の共同組合です。
時点はわかりませんが、428人の生産者が参加しています。

畑は、北はBarr(バール)から南はWuenheim(ヴェンハイム)まで、13,000以上の区画にわたります。
2021年には、そのうちの97%、1,400ha以上がHaute Valeur Environnementale(HVE)の認証を受ける予定とのこと。HVEは、フランスの環境認証のひとつで、生物多様性保全、農薬の使用、施肥管理、水の管理の4項目を三段階で認証するものです。

以前、同じ生産者でBrut Premiumという別のクレマンをいただいています。
そちらはオーセロワ60%、ピノ・ブラン40%でしたが、Coeur de Luneはオーセロワとピノ・ブランが半分半分。

オーセロワ(Auxerrois)は、ピノとGouais blancを親に持つ白ブドウ品種。
アルザスでの栽培が多いですが、ドイツやルクセンブルクでの栽培も見られます。
アルザスでは、ピノ・ブランとブレンドして使われることも多く、今回のワインも、ピノ・ブランとブレンドです。
なお、マルベックのシノニムにオーセロワがありますが、品種としては別物。

ピノ・ブランは、ピノ・ノワールの突然変異で生まれた品種で、ブルゴーニュで発見されました。
フランスではアルザス地方で栽培されるほか、イタリアではピノ・ビアンコとして栽培され、フランチャコルタにも使われる品種です。
シャンパーニュ地方ではBlanc Vraiとも呼ばれ、シャンパーニュに使用可能な品種となっています。

また、熟成期間は、Brut Premiumが18か月から24か月に対して、こちらのワインは16か月から~18か月と、やや短めに作られています。

Bestheim Cremant D’Alsace Brut Coeur de Lune

淡い黄金色。泡立ちは良好。アルコール12.5%。
リンゴ、オレンジ、あんず。
酸味がしっかりしており、フレッシュ。熟成感よりも、果実味が強いフルーティ。

基本情報

  • 生産者 Bestheim
  • 産地 フランス
  • 品種 オーセロワ 50%、ピノ・ブラン 50%
  • インポーター エイ・エム・ズィー
  • 購入先 ワインセラーウメムラ
  • 購入価格 福袋9本22,000円(単品3,300円)
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