2019年の夏、シャンパンメゾンに行きました。
その様子を振り返ります。
最初に向かったのは、フランスのエペルネ。
シャンパーニュ地方の中心都市ランスから車で30分ほど南に位置しています。
ランスからエペルネまではタクシーで向かいます。
道中はモンターニュドランスの真ん中を抜けて南下していきます。
到着したのはモエ・エ・シャンドン。豪華です。
場所はこちら
また、同じ通りにはポール・ロジェやペリエ・ジュエもあります。
その名をAvenue de Champagne、シャンパーニュ通りと言います。
ドン・ペリニヨンさんの像もお出迎え。
ツアーは3種類用意されています。
The Grand Vintage、The Imperial Moment 、The Iconicで、各コースで試飲できるシャンパンが異なります。
参加するのはもちろんThe Grand Vintage。
お値段は一人47ユーロです。
待合スペースには日本人も何人かいらっしゃいましたが、ほかのツアーの参加者のようでした。
ツアーでは、モエ・エ・シャンドンの歴史について説明を受け、地下のカーヴに移動します。
カーヴ
さて、地下のカーヴは年中涼しくて保存に適しているといいますが、階段を下るにつれて、身をもってそれを実感します。
外は真夏で半袖でも暑いくらいですが、カーヴ内はとてもひんやり。
薄手の上着を持っていましたが、それでも肌寒いくらいでした。
ツアーで一緒だった外国人は、みな半袖でしたが…。
カーヴがすごいです。
迷宮のように広がるカーヴ内には、熟成中のボトルが無数に横たわっています。
ボトルの管理は、こうした記号で管理をしているそうです。
また、ツアーでは案内されない鉄格子の先には、100年前とかのものもあるとのこと。
まさにお宝が眠っている場所ですね。
澱(おり)の様子も説明してくれます。
寝かされているボトルに光を当ててると、澱が溜まっているのがわかります。
この澱を抜く作業が必要です。
そこで使われるのがピュピトル(Pupitre)という台です。
ボトルを穴に差し、少しずつ回したり傾けたりすることで、澱を口に集めることができます。ルミュアージュ(Remuage)という工程です。
この状態でボトルの頭の方を冷却液につけて澱を固め、栓を抜くと澱が飛び出しますという。デゴルジュマン(Degorgement)という工程です。
こうして手間ひまかけて作られるシャンパーニュ。各工程が値段に反映されていくんですね。
グランヴィンテージ2012
さて、見学もいよいよ終わりのようです。
待ちに待った試飲の時間です。
今回ご提供いただけたのはモエ・エ・シャンドンのグランヴィンテージ2012年の白とロゼ。
立ち上る泡は力強く美しいです。
味わいは、端的に言えば美味しいです。
フレッシュさがありつつも、まろやかさも感じます。
ロゼの方には赤系のベリーの甘酸っぱさが加わります。
ゆっくりと味わったら、ここでツアーはおしまい。飲み終えた方から退場です。
ガイドさんとはここでお別れです。ありがとうございました。
出口の先には併設のショップが待っています。
モエ・エ・シャンドンの各ラインナップはもちろん、ドン・ペリニヨンも購入可能です。
ということで、モエ・エ・シャンドンのツアー。
昼前からシャンパーニュを楽しめて大満足でした。