今回はこちら。
スペインのマドリッドのワインです。
作り手はBodegas Cinco Leguas。
スペインのカタルーニャ出身のMarc Isart(マルク・イサール)氏が2019年に創設したワイナリーです。
Isart一家はカタルーニャ出身で、マドリッドに移住してきました。
一族ではワイン作りをしておらず、Marc Isart氏本人も現場で経験を積みながらワイン作りを学びました。
La Maldiciónというのは、Marc Isart氏が醸造コンサルタントをする中で、2013年に同氏と妻が立ち上げたプロジェクトで、その後、ワイナリー設立に至ります。
ワイナリーがあるのは、D.O. Vinos de Madrid。
1990年に認定された産地で、4つのサブゾーン(Arganda、Navalcarnero、San Martín de Valdeiglesias、El Molar)があります。
位置関係としては、北側にEl Molarがあり、南側には東から順にArganda、Navalcarnero、San Martín de Valdeiglesiasが並ぶ形です。
このうち、ArgandaはD.O内で最大の栽培面積を有しており、Bodegas Cinco Leguasはこのサブゾーンにあります。
栽培品種は黒ブドウではテンプラニーリョ、白ブドウではマルヴァール。
今回のワインLa Maldición Valdilechaは、両品種のブレンドで作られます。
フチの方まで濃いガーネット、アルコール14.5%。
プラム、カシス、いちじく、煮豆。
クセを感じる果実味に、トーン高い酸、タンニンも豊富。
まずまずバランスの取れた親しみやすいワインです。