今回はこちらのワイン。
作り手はPierpaolo Pecorari。
Pecorari
Pecorari家の親子3人が中心となり運営されるワイナリーで、1970年創業。
フリウリ=ヴェネツィア・ジューリア州のGorizia(ゴリツィア)から西に8kmほどのところにあるSan Lorenzo Isontino(サン・ロレンツォ・イゾンティーノ)というコムーネにあります。
生産地域はIsonzo del Friuli DOCFriuli Isonzo DOC)の区域にあたります。
このDOCはFriuli Isonzo DOCともいわれ、Collio DOCの南にあるDOCで、Isonzo(イゾンツォ)川沿いに広がっています。
San Lorenzo Isontinoは、川の右岸側にあるコムーネです。
こちらのワイナリーが栽培しているのは、レフォスコやマルヴァジアなどの土着品種のほか、1980年代からシャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン、メルローといった国際品種を増やしています。
今回のワインに使われるレフォスコですが、いくつかの種類があります。
その中でも最も知られており、成功しているのがRefosco dal peduncolo rossoという品種です。
peduncolo rossoというのは、赤い茎という意味で、熟すと赤くなる茎にちなんでいるそう。
やや暗いルビー。アルコール12.5%。
ダークチェリー、タバコ、土、バニラ、甘草。
酸強めのアタック。タンニンは中程度でサラッと。
抜栓二日目になると、黒系果実の香りが出てきます。味わいと酸味が穏やかになり、タンニンとの゙バランスが良好に。時間をおくのがオススメです。