週刊ワイン

週刊ワイン

飲んだワインの備忘録。

Estelle et Cyrille BONGIRAUD Obecanje 2013

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セルビアワイン

今回はセルビアのワイン。
ボンジローのオベチャニエです。
オベチャニエは、セルビア語で約束を意味するそう。

ワインに関する本でも、セルビアワインの記述は見たことがないと思います。で、インターネットで簡単に調べた内容をまとめると、

  • 紀元200年頃にローマからワイン製造技術がもたらされ
  • 12世紀にはワイン造りが奨励され
  • 15世紀末からオスマン帝国下でアルコール禁止、修道院内で製造
  • 19世紀にはヨーロッパ同様のフィロキセラ被害と近代技術の導入によるワイン製造黄金期
  • 20世紀には、旧ユーゴスラビア崩壊によるワイン産業低迷
  • 2000年代から多くの小規模醸造農家参入、生産のほとんどは国内消費
    だそうです。

最近は、ルーマニアブルガリアなど、セルビアのお隣りの国のワインを目にする機会も増えました。今後はセルビアでも、輸出向けワインが増えるかもしれませんね。

で、こちらの生産者、ボンジロー氏。
アルザスブルゴーニュで畑の土の指導をしていた、有名人(らしい)です。詳しく知りません、すみません。

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長くなりましたが、テイスティングです。 外観は濃い紫で、香りはスミレや赤いベリー、紅茶を感じます。しっかりと香りが立ちますね。
味わいは熟したベリーの甘さと酸味。タンニンもまずまず感じます。

品種はガメイですがガメイらしくはないです。
ガメイのイメージにはないしっかりしたワインで、楽しめると思います。が、4,000円を超える値段と見合うかは微妙かも。

マキコレワインということで、取扱店は限られているみたいですが、面白いワインに興味がある方は一度お試しください。

基本情報

  • 生産者 Estelle et Cyrille BONGIRAUD
  • 産地 セルビア
  • 品種 ガメイ
  • 購入先  近所のワインショップ
  • 購入価格 税込4,500円弱
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