週刊ワイン

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飲んだワインの備忘録。

Fontefico La Canaglia 2021

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今回はこちら。
イタリアワイン通信講座第9回の1本目です。

作り手はFontefico。
Homepage - Azienda Agricola Fontefico

1996年、Nicola Altieri(ニコラ・アルティエリ)とEmanuele Altieri(エマヌエーレ・アルティエリ)の兄弟が設立しました。
ワイナリーは、アブルッツォ州南部のヴァスト湾を望む海岸近くに位置しています。

15 ヘクタールのブドウ園を所有し、ペコリーノ、トレッビアーノ、モンテプルチャーノなど、この地域の在来種を栽培しています。
海風で乾燥した環境にあり、ブドウは有機栽培されます。

第9回は同じFonteficoから赤白が選ばれていますが、今回はペコリーノを使ったLa Canagliaというワインです。

ペコリーノといえば、同じ名前のチーズがあります。
このチーズは羊の乳を原料に作られるため、羊のイタリア語、ペコラから付けられました。
では、ブドウの名前はというと、由来に諸説ありますが、
・羊が好んで食べていた
・羊に食べさせるブドウだった
・羊飼いが使う笛にこのブドウの樹から作っていた
・羊飼いが羊の世話をしながら食べていた
と、こちらもどうやら羊に関係があるようです。

ブドウとしては、アブルッツォ州マルケ州で栽培される土着品種。
早熟ですが、果皮が薄い品種です。ただ、果皮の薄さから病気になりやすく、栽培に手間がかかります。

ワイン名のLa Canagliaとは、イタリア語でやり手の意味とのこと。
手のかかるペコリーノを栽培するやり手というところから付けられたそうです。

La Canaglia 2021

ではテイスティングです。
色はやや濃い目のライトイエロー。アルコールは14 %。
香りはカリン、ネクター、グレープフルーツ。
果実味多めで、まろやかさのある酸味。ミネラル感にハチミツのような甘さも感じます。アルコール感はそこまで強くありません。
一番すっきりとした味わいのリースリンググラスが好印象。グラスが大きくなるとぼやけた感じになります。

基本情報

  • 生産者 Fontefico
  • 産地 イタリア
  • 品種 ペコリーノ
  • インポーター ヴィーノハヤシ
  • 購入先 ヴィーノハヤシ
  • 購入価格 2本で10,780円 (単品4,840円)
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