週刊ワイン

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飲んだワインの備忘録。

CALERA Pinot Noir Central Coast 2018

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今回はこちらのワイン。
CALERAのピノ・ノワールです。

ロバート・パーカーにカリフォルニアのロマネ・コンティと言われるカレラですが、ワイナリーの設立は1974年に遡ります。

創設者のJosh Jensen(ジョシュ・ジェンセン)は、DRCとデュジャックでワイン作りに携わりました。
1971年にアメリカに帰国後は、ブルゴーニュのような石灰岩の土地を2年がかりで探します。結果、モントレー・カウンティとサンベニート・カウンティの間にあるマウント ・ハーランを発見し、1974年に購入するに至ります。
マウント・ハーランの畑はそれ以降も買い足されて拡大しました。そのうち、ピノ・ノワールの畑は複数の区画に分かれ、区画ごとに命名されています。中でも、Selleck(セレック)、Reed(リード)、Jensen(ジェンセン)の3つのエリアは1975年に植えられたカレラの中でも歴史ある畑です。

こうしたマウント・ハーランの畑の自社ブドウを使ったワインのほかに、セントラルコーストの買い付けしたブドウから作るワインもリリースしています。それが今回のワイン。
テクニカルシートを見ると、セントラル・コースト内のブドウの使用比率も掲載されています。それによるとサン・ベニート・カウンティ35%、モンテレー・カウンティ32%、 アロヨグランデ16%、サンタ・マリア・ヴァレー7%となっており、マウント・ハーラン周辺の地域の買いブドウが多めのようです。
熟成はフレンチオーク樽100%(新樽は10%)とのこと。

CALERA Pinot Noir Central Coast 2018

ではテイスティングです。
色は暗いルビー、アルコール14.4%。
ラズベリーの赤系果実に、いちごジャム、バニラ。土っぽさもあります。
凝縮した甘酸っぱさをしっかりと感じます。タンニンは滑らかで、 上手くまとまった印象です。

基本情報

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